SSブログ

15.音楽の神様とのデュオ。

アレンジを考える時、、倉田さんだったら、どう弾かれるだろうかと思い、
ピアノパートを考える事がある。
さだまさしさんや、他の歌い手の方のサポートで、歌に寄り添うように、
一音、一音、大切に、心ある音で歌うように奏でられる。
わたしも、そんなピアノを弾きたいと思っている。
自分の身にまだまだなってないけれど、わたしの目指す音である。

♪サヨナラの光 は、6分20秒程ある。
わたしの曲の中で、2番目に長い曲。

今回、参加していただける事が決まった時、一番にこの曲が浮かんだ。
バーラード曲で、作った時に、
「この曲、倉田さんのピアノで歌えたらいいのになぁ」と、直感的に思った曲で、
イントロや間奏、エンディングは、わたしの中の倉田さん色のアレンジをしていた。

まさかね、、、
現実になるとはね、、、。
夢は想うことからハジマル。


「よろしくお願いします」
「はい。では、やりましょう」

ヘッドホンから、イントロが聞こえてくる。
スタジオには、別ブースだけれど私たちだけ。
緊張が走る。
一度だけ、楽曲を聞かれたところなのに、わたしのイメージ通りの音を奏でるられている。
楽譜にはメロディとコードしか書いてないのに、、、。

♪サヨナラの光が 優しい風の中~~

揺れのある曲なので、クリックはなしでの録音になった。
ボーカルブースから、ピアノブースは、少し見えにくく、
ピアノの手元が見えるだけだったので、
合わすタイミングが難しいと思っていたけれど、はじまったら、そんな不安も全くなかった。
ピアノに導かれるように歌っていた。
いえ、、わたしの歌を聴いて、タイミングを苦労して合わせていただいていたのだと思います(^_^;)
また、歌詞をも理解しながら弾かれていたのだろうか、
何カ所も、ピアノに導かれ、優しく、囁くように、また、強く歌った。
いつもの弾き語りバージョンでは、気づかなかった歌い方だった。

なんて気持ちいいのだろうか
一曲目に録音した曲もだけれど、普段と違う自分がいる。
歌の神様が降りてきたように歌える。
身振り手振りをしながら、、、
全身で歌える。
毎日、倉田さんのピアノで歌えたら、歌が上手くなるのではないかと思った。
何て、歌い手を引き立たせて下さるピアノなのだろうか。
自分が、体感して、よりそれがわかった。
すべてが、思い描いた通りだった。

ありがとうございます~。

ミキシングルームに戻ると、少し張りつめた空気感があった。
その場に立ち会っていた、スタッフの石井さんは、
「曲が始まったら、すごい緊張感でしたよ~。終わったら拍手でした~」

いや、萩谷さんはじめ、皆さん、きっと手に汗を握って、わたしがミスしないか
冷や汗ものだったのではないかなぁ-(^_^;)

「一回、聞いてみましょうか~」
緊張感が走る。
もちろん、はじめてのテイクでもOKだったけれど、できれば、もう一度、
わたしがちゃんとタイミングあわせて歌いたい場所があったので、
もう、1テイク録音する事になった。

ボーカルブースで深呼吸する。
ピアノのイントロが聞こえてくる。

♪あなたと共に~

夢が叶った瞬間。
こんな事言ったら、叱られるだろうけど、
~もう 音楽辞めてもいい~と、一瞬、心によぎった。
それだけ、表現しがたい時間だった。

2テイク目をモニターする。
ドキドキ、、、。

OK!!!!!

贅沢すぎる幸せな時間。
そして、一緒に奏でさせていただいて学ぶものが多くありました。

倉田さん。どうもありがとうございました。
また、音楽の神様の音に少しでも近づけるべく、
音楽道、歩いて行きます。

スタジオ入りしてから2時間と少しで、2曲録音。
予定通りで進んでいる。


さて、次は、萩谷清さんとのデュオの曲
♪空が笑った

自分のハードル上げる曲ばかり選曲してる(^^;)

萩谷さん。よろしくお願いします。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。